◆ オトーリの正しい回しかた◆
ディープな伊良部の楽しみ方は、何といっても「オトーリ」でクライマックスを迎える
事となります。飲み屋では、チョッと言葉を交わしただけでももーお友達、オトーリの
杯が回ってきます。もしそれが漁師さん達のオトーリでしたら、しきたりに従った正し
いオトーリをしないとちゃんとできるまでグイグイ飲まされてえらいめに合うかもしれ
ません。見た目がなにしろコワソーなのです(ほとんどの漁師さんは、パンチです)
でも、見た目ほど恐くなくて、気の優しいひとばっかりなのですが・・・・・。
それでは、かたちをご案内しますので一応頭の片隅におぼえておいて下さい。
![]()
一つのグラスで酒座に居る全員に平等に、一定の酒量を味わって頂くセレモニーです。
但し、酒が弱い方の要望で酒量に差をつけても構いません。
泡盛(伊良部では「宮の華」が主流です)の5×5割りをあらかじめ調合しておいて回
します。景気のいい頃はジョニクロ、シーバス等の高級ウイスキーだったそうですが、
ここ10年程はもっぱら泡盛です。
1.宴も盛り上がってくると、誰とはなしに「では、オトーリを回し
ましょうか」となり、始めの人が今日の酒宴の主旨について
湛えの口上の述べます。
(例)本日は、○○家の新築祝いに際し、一言お祝いを申し上げます......
最後に○○家の益々のご発展を願いましてオトーリを回します。...

↓
2.自分でグラスに注いだ酒を一気に飲む。
↓
3.空いたグラスに酒を注ぎ隣の人に順に回って注いで行く(口上を
述べた人が)右回りが=豊年回り、左回りが=大漁回りと言
われ、ケースバイケース、個人の趣味で回しても良い。
注ぐ際に黙っていたら「なみなみと」注いで下さい。
「ピーチャガマ」と言ったらちょっとだけ注いで下さい。
↓
4.ぐるっと回って自分の席に戻って来たら、最後は自分で注がず手
前で注いだ方に自分の為に注いでもらい簡単に口上をのべて
一気に飲み干す。「次は△△さんにつなぎます」と指名しグ
ラスと酒瓶を手渡す。
↓
5 .指名された者は、1.から繰り返す。
■こういった事を一晩中、やっていると絶対に次の日はダウンしますので
適当なタイミングでその場をぬけます。そのとき酒宴の皆さんに断って抜
抜けてはいけません。だまってその場を去るのが礼儀です。
■問題は回るスピードです。早く回るとそれだけピッチが早まり、酔いも
早く回ります。かといってゆっくり回ると座がしらけます。回すスピード
は、ある程度経験を積み重ねないと体得できないかも知れません。
|
|
|
![]()
伊良部町オトーリ撲滅委員会 2000年4月27日